Sevenseas Traveller

青いだけが海じゃない

海も動物だらけ その1(魚たち)

前回の記事から動物繋がりだが、私の職場である海上も動物だらけである。と言っても、鳥類、ほ乳類、魚類だけで、その中でも洋上で遭遇出来る種は限られている。

まず、海に眼を向けると魚たちがいるが、船が走っている航海中に確認できるのはトビウオぐらいである。

f:id:Blueshark3270:20190124111453j:plain

洋上を飛行中のトビウオ

何せ、跳ぶスピードが結構速く、それを写真に納めるのは結構難しい。しかしオリンパスE-30では拡大すると解像度が厳しい。

あとは荷物待ちで錨地に錨を下ろしている時に魚釣りを良くするのでそこではいろいろな魚が釣れる。乗船時に持って来た魚釣道具や、福利厚生費で購入した道具、また船で手製の魚カゴを作ったりしている。

f:id:Blueshark3270:20190124132854j:plain

ハンドメイドな魚カゴ

だいぶん古い話だが、2006年にコンテナ船でハンブルグへ寄港する時、港の混雑で1日ほど沖待ちの時間があり、乗組員はそれぞれ魚釣りを開始した。私は機関制御室で仕事をしてしたが、窓の外が時々キラキラと光るので確認しに行くと、アジやサバが入れ食い状態であった。

f:id:Blueshark3270:20190124140850j:plain

こんなコンテナ船に乗っていました

もちろん私も魚釣りに参加、少し大げさかもしれないが総員で100匹以上は連れたと思う。これで船の食料庫も当分大丈夫。フィリピン人(乗組員)は魚を生で食べる習慣がないので(多分)、釣った魚は全てフライにしていた。

 

f:id:Blueshark3270:20190124133456j:plain

干物中のアジの開き

f:id:Blueshark3270:20190124133951j:plain

乾燥中の干物(居住区内より撮影、窓が丸い。)

日本人乗組員は、機関長を中心に魚たちを干物にした。まずバケツで海水を組み上げ、それを使い開きを作り居住区の少し影になるところで干した。

船のコックは日本人ではないので、乗船中は日本食に飢えるが、このご馳走で欧州から日本までの片航海は毎日美味しく頂いた。これも船に乗船中の醍醐味のひとつですね。

 

前回乗船した船ではペルシャ湾内で数日沖待ちがあったので、みんなで魚釣りをした。結構入れ食いだったが、良くわからない魚たち。。。

f:id:Blueshark3270:20190124141554j:plain

よくわからない魚たち(鯛の仲間か??)

連日この金色の鯛のような魚が夕飯のおかずででできたのは言うまでもない。

味は、うーん、鯛に良く似ているかな。