バルカー乗船記 その32(2018年8月2日:乗船71日目)クジラ、緊急浮上しまーす!@オーストラリア 沖待ち2日目
8月2日
今日も朝から青い!
カモメちゃんは昨日とは反対の右舷側にたむろしている。
驚かせてごめんね、ごめんね〜!
クジラの目撃情報が当直中の航海士から結構あった。船に近いところも時々泳いでいるらしい。
カモメを驚かせた腹いせに、爆弾攻撃を受けたか?(お食事中の方、すいません。)
距離にして約20メートル先をクジラが優雅に泳いでいる。
その後、このクジラは船首方向にゆっくりと泳いで行った。
すぐ近くに錨泊しているバルカー(CAPE SPLENDOR)
今日の昼ごはん。この組み合わせはないでしょう。。フィリピン人乗組員の昼ごはんをもらってきたが、これが今日の一番。細い麺が入ったスープだ。
船橋のウイング(船橋両サイドにある見張り用の空間)からの錨泊船の風景だ。
船首マスト上で、漏電している電灯を乗組員が修理している。かなりの高所作業になるので、安全に注意し、保護具をきちんと着用する必要がある。
船橋からの周囲の景色を眺めていたら、右舷船首方向からゆっくりクジラが近づいてきているのを発見。急いでデッキ上(上甲板、またはアッパーデッキという)に降りた。
アッパーデッキに到着すると、もうクジラの姿はなく、イルカが1匹泳いでいた。残念、またの機会か。。と思っていたら!
キョエー!
クジラが船のすぐ横をお腹を上にして浮上してきた! それからゆっくりと体を上に向け、本船の船尾の方にゆっくりと泳いで行った。。
クジラを目の前、それも自分の立っている場所のすぐ横で見た感動は今でも忘れない。この経験から海洋動物の写真を撮影するのが好きになってしまった様だ。
カモメも優雅に船の周りを空を飛んだり泳いだりしている。
デッキ上だけでなく、ハッチカバー上にもたくさんのカモメが休んでいる。
今日の夕焼けも美しい。
夕日も綺麗だが、写真がうまく撮れないのが焦れったい。
沖待ちはもう少し続きそうだ。。。