バルカー乗船記その21(2018年6月30日:乗船39日目)ジャワ海で海鳥の群れに遭遇する
船は積荷の鉄鉱石を満載し順調に航海を続け、ジャワ海に入った。
天気は悪いが海は穏やかだ。
ん?なんか黒い物体が見えるぞ!船首に行ってみると海鳥が集団で飛んでいた。これまでの乗船期間中はほとんど気にしていなかったが、見てみると面白い。
船首上空を船のスピードに合わせて飛行し、船のバルバスバウで水中から掘り起こされて飛び出して来るトビウオを狙っているのだ。この海鳥はおそらくカツオドリだ。
人間を恐れず、すぐ近くを飛んでいるので見応えアリだ。
ついでに甲板上の見廻りに行ってきた。
昼前から船首部に白波が上がり出した。海はそんなに時化てはいないが、喫水が深いため乾舷が低く、波のうねりの方向によっては白波が上がる。
今日の昼ごはんは親子丼にサラダ、結構美味しくいただいた。でも味が濃い。
午後から若干天候も回復した。本船の右舷側にインドネシアのスラウェシ島が見える。
すごく変わった雲が現れた。スコール襲来か?
本船は穏やかになったジャワ海を順調に航行していった。
赤道が近くなってきたので外気温度、海水温度も高くなってきた。
今日の夕日も美しい。
夕日を見ながらのプールは最高だろう。さて、俺も入るか。